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あと1週間で資産家の娘と結婚する家業が危ない飛鳥龍一が優雅に景色を眺めながらコーヒーを飲んでいた。
『龍一さん♪ お待たせしてすみません』
と声を掛けてみた。振り向いた彼は
優しい顔から一気に真っ青になった。言葉が出てこないんだろう。本当面白いな龍一さんの顔これがサプライズってやつかな?
そして樋口里美さんはめちゃくちゃ泣いていた!!
さっきの勇ましいさは何処にいった??
2人のやりとり見守った方がいいのかな2人とも言葉が出てこないみたいだけど…
しかし、樋口里美さんが話し始めた。
『龍くん、本当に結婚するの?もう10年以上だよ?私をどうするつもりなの?捨てるの?それとも愛人にしようとしてた?酷すぎるよ!!』
だよね、そう思うよね、自分の立場で考えたらなんて酷い話なんだと思うよね。本当飛鳥龍一人でなしだよ、このままこの人と結婚なんてしたくないと強く思ってしまった。
『なんとか言ったらどうなの!?だまってないでちゃんと答えてよ!!』
なんか言いなさいよ飛鳥龍一 樋口里美さんが必死で訴えてるんだからさ。
「…… いや… あの… その… 」
いや?あの?その?だけかい!!
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