その手が

18/18
前へ
/18ページ
次へ
ゾクゾクと打ち震える。 優しいその手が私を撫でる。 その手は私を撫でる。 私は彼の猫になって 可愛がってもらって 大きな手で撫でてもらって お昼寝するの その手は私を撫でる。 優しいその手が私を撫でる。 「大切な優さんが傷つかないように繋いだんだ」 健志さんが、今にも泣きそうに微笑む。 だから私は言う 「私は平気だから気にしないで」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加