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「アイリスはカルミア王妃と同じ、未来選択の力を持つ能力者なのだ」
「能力者? まさか、魔女!?」
王妃の言葉に一同がざわめき出した。
「いいや。魔女とは少し違う。彼女達の力はロイヤル・ファミリアと呼ばれる方々から賜ったものなのだ」
「ロイヤル・ファミリアですって!?」
王様の言葉を理解出来たのは王妃様だけでした。周りの者は王様と王妃様のお顔と声音でその意味を推し量ろうとしましたが、出来ませんでした。
「ロイヤル・ファミリアとは何ですか?」
エドワード王子の問いに王妃は苦い顔を返すばかりで答えようとはしません。答えてくれたのは王様でした。
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