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そこで、じいやは王様が何を言いたいのか理解しました。カルミア王妃が逝去した理由がまさしく、この力の影響だったのです。
「恐れながら、この悪夢の力が如何様にして王妃様と姫様のお命を蝕むのでしょうか? お眠りになっている間の健康状態はお二人共、良好。王妃様に至っては突然、身罷られました」
亡くなった第二王妃カルミアは一度も目覚めなかったが、食事をしていないとは思えない程に健康状態に異常が見られなかった。
だが、ある日突然呼吸が止まってしまい、心肺蘇生やあらゆる医療技術を施しても回復することは無かった。
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