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風と共に去りぬ、を観終わって
今日は雑談。
夫の話は明日ね。
タイトル通り「風と共に去りぬ」を観終わったんだけど──
The Endの文字が出たとき「は⁈」と声が出た。
驚きのラスト。
あれでいいのか?……いいんだな。
時代だ。あれも時代なんだ。
気になったのが、レッド・バトラーが「紅の豚」のカーティスにしか見えなかったことだった。夫に言ったらカーティスのモデルがレッド・バトラーらしい。
納得。
レッド・バトラーとドナルド・レーガンを足して二で割ったイメージなんだってー。
吹き替え声優まで同じ大塚明夫さんだったし、紅の豚も観たくなった。
いや。面白かったよ?
面白かったけど、同じような展開する映画だったら、私は「カサブランカ」の方が好き。
いやまぁ描きたいモノが違うんだろうけど。
そんなワケで以下ずっと感想文が続きやす。
雰囲気もカサブランカに似てるし、自分の中でどうしたって比べてしまうからもうトコトン比べてやろうかなと思う。でもコレあくまで私の意見だから。
当然「風と共に〜」の方が好きな人もいるだろう。
いや別に否定したいワケじゃない。
凄い映画だったと思う。
ストーリー、物語の構成、翻訳の台詞回し、役者の演技力、キャラクター、演出、アフレコの声優陣に至るまでまったく手抜きがなく、その世界に入り込めた。
物語の緩急の取り方や心理描写や変化など、とても自然で分かりやすく、栄光と没落、そして繁栄と見事だった。アレだけ長い時間を観てるのに「つまらん」「しんどい」とは思わなかったんだから、凄い。
そうだ。名作であるのは間違いない。
それは分かる。
でも主人公スカーレット・オハラに一ミリも感情移入できなかった。
私にはちょっと理解できないヨ。
気が強すぎてボクついていけないよ。
性格があんまり好きじゃないよ。
メラニーとの差が際立つよ。
都合良く男に頼りすぎだよ。
彼女の「つよさ」は明確に描かれて印象的なんだけど、この作品には私が好きな「痛み」があまり描かれて無かった。
「風と共に去りぬ」と「カサブランカ」の一番の違いって「そこ」だと思う。
どちらも戦争真っ只中にありながら、こうも違うのかと思うほどに、カサブランカは痛い。
っていっても、時代は全然違うからなぁ。私は一次と二次の間、禁酒法時代が好き。
「風と〜」は作品としての素晴らしさは理解できるけれども、物語としての良さは自分の物差しと乖離していて、判りそうもない。
ちょっと残念。
でも観て良かった。
でも観ていてモヤるのが
「懐かしき愛しき我が故郷」
という矛盾。
だってその土地、ネイティブ・アメリカンから奪った土地だよね?
奴隷として黒人を連れてきて働かせて?
そのことで南北戦争も起きて?
移民がその土地に拘って「故郷」と連呼して執着するのは……なんか解せん。
そこで本当に脈々と生きてきた者たちには差別と隔離を強いておいて。
そんなの思うの私だけ?
ストーリーより「人ン家の庭ぶん捕っといてコイツら何やってんだろ」って思ってた。
そんなこと言ったら、どんなハリウッド映画も楽しめなくなるけどね。
まぁそれはそれ。
考えるな。感じろ(byブルース・リー)
でも今日から「魔界転生」観始めたんだー❤️
ジュリーはカッコよく、真田は若い!
でもキスシーンはいつ観ても「なんでっ⁈」ってなる。
「魔界転生」観ると「帝都物語」が観たくなるよね。
ブルーレイ買おうかなぁ。
2020/09/09
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