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「でしょうね。」
あんな綺麗な人がいたら、Hだけで帰らなそうだもん。
「なんだよ。帰りに亜生に会ったの?」
「ううん。見かけただけ。とっても綺麗なお姉さんと、ホテルに入って行ったわよ。」
「はあ?亜生が?すごいな。」
さすがは兄弟。
綺麗なお姉さんに、壮真もニコニコしている。
「すごいなじゃなくて。あれきっとセフレよ?何とか壮真からも言ってよ。」
「なんて?」
「誠実な交際をしなさいって。高校生でHだけの交際なんて、早すぎるわよ。」
「みんな、そういうモノじゃないか?」
私は、はぁーっとため息をついた。
「壮真は、亜生君の事になると、甘いんじゃない?」
「そうかもな。」
壮真は、あっさり認めた。
「俺が社会人になって、いろいろ遊んでいる時に、あいつは施設で我慢して貰っていたからな。」
「その方が、亜生君には、合ってたかもしれないじゃない。」
壮真は、私をじっと見た。
「逆に結菜は、亜生に対して、厳しくないか?」
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