第3話 セクシーなお姉さん

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「でしょうね。」 あんな綺麗な人がいたら、Hだけで帰らなそうだもん。 「なんだよ。帰りに亜生に会ったの?」 「ううん。見かけただけ。とっても綺麗なお姉さんと、ホテルに入って行ったわよ。」 「はあ?亜生が?すごいな。」 さすがは兄弟。 綺麗なお姉さんに、壮真もニコニコしている。 「すごいなじゃなくて。あれきっとセフレよ?何とか壮真からも言ってよ。」 「なんて?」 「誠実な交際をしなさいって。高校生でHだけの交際なんて、早すぎるわよ。」 「みんな、そういうモノじゃないか?」 私は、はぁーっとため息をついた。 「壮真は、亜生君の事になると、甘いんじゃない?」 「そうかもな。」 壮真は、あっさり認めた。 「俺が社会人になって、いろいろ遊んでいる時に、あいつは施設で我慢して貰っていたからな。」 「その方が、亜生君には、合ってたかもしれないじゃない。」 壮真は、私をじっと見た。 「逆に結菜は、亜生に対して、厳しくないか?」
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