第3話 セクシーなお姉さん

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「仕方ないだろ、身体の相性が合ったんだから。」 亜生君は、キッチンから出ようとした。 「ちょっと、亜生君!?」 私は思わず、亜生君の腕を掴んだ。 「放せ。」 「あっ、ごめん。」 私が腕を放すと、亜生君はリビングに行って、テレビをつけた。 「あのね、私がこんな事言うのも、何なんだけど。」 「だったら、言わない方がいいんじゃない?」 なに?機嫌が悪いの? すごい反撃してこない? でも、これは亜生君の為であるんだからね。 「……女性と付き合うなら、もっと誠実にならないとダメだよ。」 「誠実!?」 「セフレとかじゃなくて、真剣にお付き合いするって事。」 「じゃあ、結菜は10歳年下の男の子でも、真剣に付き合えるのかよ。」 「10歳って、そんなに歳離れてるの!?」
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