第3話 セクシーなお姉さん

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「驚いたか!」 亜生君は、どこか誇らしげな表情をしている。 まるで、10歳も年上の女と、ヤッてるんだぞ的な。 「だとしても、本当に好きだったら、歳なんて関係ないと思う。」 「言うと思ったけど、俺、真央美さんの事、好きじゃねえし。」 ダメだ、意識飛びそうになる。 「相手の人は?その、真央美さんって人は、亜生君の事、どう思ってるの?」 「どうって、年下の可愛い男の事セックスできて、ラッキーって言ってた。」 「なんなの?それ!?」 「まあ、人の事に口出す前に、自分の事考えろよ。」 亜生君は、右手を挙げてヒラヒラさせている。 「失礼ね。私はもう結婚するのよ!?」 「料理はダメ、洗濯はダメ、掃除も適当。今のままじゃ、兄貴に愛想つかされて、結婚も破断になるぜ?」 「はあ!?」 だんだん、イラついてきた。 「分かったわよ!今後一切、口を出さないわ!」 「そうして貰えると、有難い。」 なに、年下高校生に、手の平で転がされてるのよ! 私はイライラしながら、外に干してある洗濯物を取り込んだ。
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