第3話 セクシーなお姉さん

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もう、亜生君の事になると、頼りなくなるんだから! 「相手の名前も聞いたわ。マオミさんって言うんですって。」 「真央美!?」 壮真は驚いて、こっちを向いた。 「あいつ、真央美って言ったのか?」 「そうよ。何?心当たりあるの?」 「……いや。」 壮真は、また背中を向けてしまった。 「もしかして、壮真の元カノ?」 「元カノ……とは、違う。」 「でも、ヤッたのね。」 スマホをいじる手が止まっている。 ホント、分かりやすいんだから。 って言うよりも、その真央美さんって何者? 壮真も相手にして、その弟の亜生君にも手を出すなんて。 同じ女性として、モヤモヤする。 「この件、俺に任せてくれないか?」 「いいわよ。って言うか、最初からお願いしてるじゃない。」 「事情が変わったんだよ。」
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