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外ずらって、本人目の前にして、それはないんじゃない?
でも、それを言えない私がいる。
「結菜さんも良い人だよ。思ったよりも綺麗な人だね。」
「おっ、亜生。結菜を気に入ったか。」
「別に。兄貴の好みが、こう言う人だとは思わなかっただけ。」
「えっ……」
私は固まってしまった。
壮真の好みじゃない?私。
「おいおい、ただ付き合う女と、結婚する女は違うんだよ。なあ、結菜。女だってそうだろ。」
「あ、ああ……そうだね。」
そりゃそうだけど。
壮真の好みの女性、気になる。
「お待たせしました。パスタ二つに、ドリア一つでございます。」
次々と運ばれてきた料理に、一度気持ちが向く。
「結菜さんは、料理できるの?」
「い、一応……」
まさかお姑さんならぬ、小舅?
もしかして、私試されている?
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