「卒業が寂しいです。」

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「卒業が寂しいです。」

『明日が卒業式で寂しいです。私は生徒ではなく、教師です。生徒が立派に旅立っていくのに、嬉しさやおめでとうの気持ちより寂しさが勝ってしまいます。伝えたいことはたくさんあるのに、明日はずっと泣いてしまって何も言えなくなる気がします。どうしたらいいですか?(PN.かーなーらーずー最後に愛は勝つー/28歳/女)』 ワ「そうか、もう卒業シーズンだね。それにしても、相談者さんはいい先生だね。別にずっと泣いててもいいじゃんね、それも思い出だよ。」 羊「うん、でも、この人絶対、年齢はサバ読んでると思う…。このペンネームは確実に昭和生まれやろ。」 ワ「え、今そこを突っ込むの?ペンネームに関してはなんとも言えないよ。たぶん素朴で渋い趣味をお持ちの、平成初期生まれなんだよ。」 羊「へー。」 ワ「…で、相談だけど、僕もこの季節は実はちょっと苦手なんだ。なんかセンチメンタルになるっていうか…。嬉しいような楽しいような、でも、なんだかそわそわしたり、寂しかったり…。桜が散るのとか見るとさぁ、ほんと、何とも言えない気持ちになるよ…。」 羊「まぁな。でもな、卒業式とか結婚式とか、人生で数少ないどんだけでも泣いてもいい日なんやで。そんな日は、むしろ泣いてなんぼやで。長い人生な、泣きたくても泣けへんこととか、もはや涙も出ぇへんことがあるかもしれん。感動とか感謝とかだけじゃなくて、それが例えとにかく寂しいとか、別れが嫌で辛いっていう気持ちの涙でもな、それはこれまでの素晴らしい日々の上にあるものなんやから。それはこれまで一生懸命がんばった人だけが流せる、美しい涙なんやで。」 ワ「人生には、いろんな涙があるんだね。」 今日の結論 『卒業式の涙は美しい系の涙なので、好きなだけ泣いて良し。気持ちは手紙でも書いて伝えよう。』
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