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「おはよー、エルバ君
この前薬ありがとな。もう閉店してたのに、わざわざ持って来てもらってす
まなかった」
「いえいえ、それよりもう大丈夫なんですか?」
「あぁ、もうすっかり良くなったよ
それでさ、この干し肉、その時のお礼だ」
猟師の人が持って来たのは、鳥を丸々乾燥させた干し肉。俺はありがたく受け取る事にした。
干し肉は保存食にもなるし、お茹で戻せば濃厚なスープにもなる。生の肉よりも重宝されている。
森の中にはモンスターの他にも、様々な野生動物が生息している。狩人はその野生動物を仕留め、村や町で売る。
ちなみに俺は、どちらかというと肉より魚派。でも別に肉が苦手というわけでもない。
もうすぐやってくる実りの季節、『アンハリフ』になれば、村にも町にも大量の食材が流通する。
でもアンリハフの次には、多くの作物や動物が長い眠りにつく『シダオン』がやって来る。
このシダオンに備え、食材などを多く貯蔵しておかないと、年が越せない。
でもまだシダオンには期間があるから、この干し肉は贅沢に食べようと思う。
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