10人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
やりたいこと
まずは、ずっと目標にしていた、一人暮らしをやりたい。
それを叔父叔母夫婦に告げたら、
「そっか。協力するから頑張ってね」
と言ってもらえた。
取り敢えず地元を離れたい。安易にあの女に捕まらない場所へ行きたい。
叔父は物件借りる際、保証人か緊急連絡先が必要であれば応じると言ってくれた。
そして2人とも、引越し費用をできる範囲で工面すると言ってくれた。店を辞める件で弁護士に依頼した上で申し訳ないから、と言ったら、
「もう叔父さんたちのことを、親代わりだと思ってくれて良いから」
「仕事見つける件で困ったことあったら、いつでも連絡してね。力になれることがあったら協力するから」
と返してくれた。2人の優しさに胸打たれ、また涙が出そうになった。
叔父夫婦の家のリビングにある祖母の写真が、こちらに微笑んでくれた、気がした。
最初のコメントを投稿しよう!