おわり

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おわり

うつら。うつら。 穏やかで、静かな意識の波に浮く。 無限の彼岸に、引かれ惹かれて進んでいく。 最期に吐きだす深い呼吸は、魂が清まるような安らぎをもたらす。 あまりの幸福感と心地よさに、私は泣いた。 得がたい充足感。 人生のおわりに、私は泣いた。
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