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妄想コンテストのあまりの打率の低さに異世界転生したくなる件
今風に長いタイトルをつけてはみたが、才能ないこと甚だしい。
才能がないといえば、エブリスタ内における妄想コンテスト。まだ一度も入賞したことがない。入賞どころか、名前さえ載ったことがないから自分自身にほとほと呆れてしまう。よく交流のある方々の名前はしょっちゅうお見かけするので、羨ましいことこの上ない。
エブリスタ内の妄想コンテスト以外ならば、それほど応募していなくても名前くらいは載ったことがあるし、外部も妄想コンテストと比べればよっぽど打率がいい気がする。受賞まではいかなくても名前くらいは載る。
(もちろん、名前が載るくらいではそれほどの意味はなく、受賞作品、それ以外の作品で格差があるわけなのだが)
少なくとも名前が載ることでモチベーションは上がる。しかし、妄想コンテストは応募しているわりにてんで手応えなし。いろいろな作品が書けるのが楽しいのでよしとするが、よっぽど妄想力が足りないのだろう。
妄想力といえばライトノベル。単なる個人的な感想だが、異世界転生もののアニメやマンガ、小説は本当にすごいと思う。かなりの数が世に出回り、似たような話もたくさんあるのに需要がある。
ある人に、｢そんな売れそうにない小説書いてないで、異世界転生もの書いてシリーズ化、アニメ化されてグッズになって儲ければいいじゃん｣と言われた。
そんな売れそうにない小説……知ってた。わかってた、自分でも苦笑。ただ残念なことに、自分では自分の小説をおもしろいと思っている。つまらなかったら書かない。だが、自分一人しかおもしろいと思っていないのでは、どんな賞に応募しても受賞は難しいだろう。
｢異世界転生ものなんて人気ありすぎて出つくしてるじゃん｣
苦し紛れに反論してみた。
｢恋愛ものは何十年も前からずっとあるのに、今でも人気あるじゃん。出つくしてないよね。それなのにぽっと出の異世界転生ものが出つくしたって本当に思う？｣
……ごもっとも。素晴らしいご意見ありがとう。
私にはスライムに転生したり、悪役令嬢に転生したりする話は書けない。書けないと断言するのも書き手としてはよくないと思うが、その想像ができないのだ。
スライムに転生して無双してどうなるの？おもしろいの？って思ってしまう……が、アニメもマンガも確かにおもしろい。悪役令嬢に転生したり、召使いに転生したりしておもしろいの？と思うが、マンガはべらぼうにおもしろい。おもしろいのだ、似たような話ばかりでも。
つまり結局、何が言いたいかというと、私の小説はおもしろくない。おもしろくないからどこに出しても受賞できない。
ちょっと気分転換に異世界転生してきます。
手には自分の小説握りしめて。
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