男もすなる日記といふものを元喪女が書かんとす

人生いろいろでおもしろいし、私は成し遂げてないけどまだやれるって思える

　ふと、浪人時代に前の席だった男の子のことを思い出す。勉強の方法を聞いたり、英単語の覚え方を聞いたり、どの教科にどれくらい時間をかけるか聞いたりしていたものだ。

　弁護士を目指していたので、名前で検索してみるとすぐに見つかった。驚いたのは地元に帰っていたこと。地元は田舎なので弁護士は少ないけれど、案件も少ないので稼げないと思う。それでも彼は帰っていた。何だかうれしい気持ちになった。

　私は勉強ができなくて仕方なく浪人したが、志をもって浪人する人が圧倒的に多い。

　浪人時代、文系クラスの半分は法学部希望、理系の半分は医学部希望だったので(私調べ笑)、弁護士と医者になった人がたくさんいる。それ以外でも、慶応早稲田、東京の有名私大、関西の有名私大希望、国公立ならこのレベル以上でなくては行かない、など個人それぞれに目標があった。

　私は底辺の部類だけれど、彼らのおかげでモチベーションの維持は容易かった。

　弁護士や医療関係者は登録が必要なので、名前で検索するとすぐにヒットする。女性は名前が変わっていることが多いので見つからない場合も多いが、男性は名前が変わることは少ないので、よっぽどありふれた名前でない限りすぐに見つかる。

　たまたま上記の男の子のことを思い出して検索したおかげで、ついでにあの人、この人と検索していたらみんな(連絡先は知らないけど当時よく話をしていような人たち)目的を果たしていて、すごいなあ、よかったなあと素直に喜べた。

　もちろん私のように一般会社員の方が大多数だろうが、目に見えてわかるとうれしいし、私は何も成し遂げてないけれどまだまだがんばれるって思える。

　がんばれるって思えるけど、妄想コンテスト、マジで落ちすぎじゃない？

　いや、マジで爆笑。