2023年マンガに終わり、2024年マンガで始まる

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2023年マンガに終わり、2024年マンガで始まる

 さて、今年がまた始まってしまった。  年末は会社の忘年会で余興をして、家族の送迎をして、家事を放り出してマンガを読み漁った。普段は新刊を買っても買ってもなかなか読めず、溜まっていく一方。少しずつ読んではいるが増えていく一方なのだ。  年末に全て精算。ずっと途中で止まったままだった「キングダム」40巻くらいから最新巻まで読むという偉業まで成し遂げた年末年始。特に年始は泣きっぱなしだった。 (※以下、「キングダム」中心の話になるので苦手な方はご遠慮下さい)  「キングダム」って何であんなにキャラクターが魅力的なんだろう。一人二人じゃなくて、もう推しとか、敵味方関係なくみんな好きになってしまう。  ちなみに一番の推しは輪虎(りんこ)将軍だったが、序盤ですぐに討死(最初すぎて何巻かさえ覚えていない苦笑)。戦国時代なので、主人公と嬴政(えいせい)(後の秦の始皇帝)以外は死ぬと思って読んでいる。史実とか知らないし、フィクションがほとんどなのでもう毎回覚悟して読んでいる……泣。  桓騎(かんき)将軍はめちゃめちゃ残虐なので好きではない。好きではないが、振り切るほどの魅力があるのでかっこいいと思う。よく見ると色気のあるイケメンだし←聞いてない(笑)  呂不韋(りょふい)とか同じ国内にいるのに最初からずっと敵で、商人出身のおじさんでイケメンでもないし、自身に武力があるわけでもないのに、ずっと王座を狙う怖い存在として君臨する。本当に怖い。でも、彼の望む国の話などを聞くと嫌いになりきれない。  言わずと知れた嬴政(えいせい)は後に秦の始皇帝になるわけだが、すでに何度となく死にかけている。いかにも王様。光り輝いているイケメン。中華統一のために数え切れない死者を出すわけだが、その覚悟をもって生きている。  実写版は吉沢亮が演じているが、キャスティングが神がかっていると思う。目の光が一緒。  キャスティングが神がかっているといえば、政の弟の成蟜(せいきょう)が本郷奏多。こちらも神がかっている。兄弟で素晴らしいキャスティング。  李牧(りぼく)なんか序盤からずっと出ていて、敵ながら相当頭が切れるのになかなか上手くいかない。すごく頭がいい上に、武将としての力量も半端ない。それなのに苦労ばかり背負っている。一番は主君に恵まれないのだ。趙王が代々クソ。  主人公側から見れば李牧の失敗は喜ばしいことなのだが、李牧の策が上手くいったときは、やっとかぁ!って何だかちょっとばかりうれしかった。主人公側は大打撃だったけど……そして彼もやっぱりイケメン。  こちらは実写版だと小栗旬。見てないので何とも言えないが、ちょっと弱くないかなって心配。演技どうのこうのでなくて圧っていうかね(ファンの方ごめんなさい)。  こんな風に一人一人語れるほどにキャラクターが魅力的。私の小説の中でそういう作品ってあったかなと思う。歴史小説なんてほぼ書いたことはないわけなのだが、私が書く作品のキャラクターたちは基本的に地味。私の性格が現れてるんだろうな苦笑。  そういう点で桓騎将軍はやっぱり何度読んでもすごい。もともと野党なので、軍事の英才教育を子どものころから受けていたわけでもないし、経験も浅い。正当な攻防戦は苦手というか、できない。知らないから。前にも述べたが死ぬほど残虐。  でも魅力的なんだよなー。実写版は誰が演じるか決まっていないらしいが、北村一輝が予想で上がっていた。なるほどな、と思う。確かに合ってはいるが、桓騎将軍はもう少し若いイメージ。  どちらにせよこの役はプレッシャーすごいだろうな。私でも期待してしまう。  書き殴っていたので全くまとめられないが笑、どんな極悪非道であっても善人であっても魅力って大切だなと。ただいい人だから魅力的なわけではない。書き方、描き方なのだと思う。  私の小説も魅力的でありたい。結局そこに尽きる。  
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