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毎年恒例、夏の終わりに私たち幼馴染み四人は夏の最後の思い出づくりに近所の公園で花火をする。
「夏が終わるのって、なんか寂しい。」
香菜がぽつりとそう言った。
勢いよく火を放ち様々な色をした花火が夜の闇を照らした。
「そうだよね...なんか切ないっていうか。毎年夏はやって来るはずなのに不思議だよね。」
私はそう言い香菜と一緒に美しい花火を見つめていた。本当に綺麗だ。なのに花火はすぐに消えてしまう。儚いものだ。
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