夏の終わりの線香花火

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「香菜泣いてるのか?」 虎太朗がそう私に聞く。 「うん...」 線香花火はもうなくなっていた。 虎太朗が香菜に近づきポケットからハンカチを取り出した。そして、香菜の涙を拭いてあげていた。 「ん、このハンカチやるよ。」
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