夏の終わりの線香花火

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虎太朗はそう言って花火の片付けをはじめた。 「凉一は香菜のこと見ててあげて。」 私はそう言った。 そう言うしかなかった。 凉一のことが好きだから、 凉一の恋を応援しなきゃいけないんだ。 私は涙をこらえた。 そして、虎太朗と一緒に片付けをした。
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