夏の終わりの線香花火

24/38
前へ
/38ページ
次へ
私はまた泣いてしまった。 「ごめん、虎太朗。私、好きな人がいるの。」 「知ってる。凉一でしょ?」 虎太朗はそう言って私の顔を見た。 「うん。」 私はそう返事するしかなかった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加