夏の終わりの線香花火

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凉一は少しとまどっていた。 「ありがとう。でも俺、香菜が好きなんだ」 そう答えをくれた。私はまた泣いた。でも何だか少しすっきりした気分だった。 すると香菜も立ち上がった。 「あのね、私は虎太朗が好き。」 虎太朗は驚いた顔をした。
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