夏の終わりの線香花火
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香菜と凉一は前へと進んでいた。 そんな二人が私は少し羨ましくも思えた。 毎年恒例の締めの線香花火。 私たちは円になり線香花火に火をつけた。 「ところでさ、二人は好きな人はいないの?」 香菜が興味津々に質問してきた。
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