夏の終わりの線香花火

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「俺、線香花火向いてないかも」 虎太朗が残念そうに呟く。 「花火に向いてないとかあるわけ?」 「知らん。でも美穂は毎年線香花火一番長く光らせてるじゃん。」 虎太朗はそんなことを覚えていた。
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