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自然と口元も綻びます。
SNSの楽しさを知ってしまった尾崎さん。
<他には?>という質問にも張り切って答えます。
<腕を組みたいです。最初は遠慮がちに裾を引っ張って「いい?」と上目遣い気味に尋ねて。「いいよ」と返ってきたら逞しい腕に私の腕を絡めて、身を寄せて、上半身で密着している部分がないほど彼の腕にくっついて、男性らしい香りと温もりを感じながらすり寄りたいです。できれば両手でぎゅっと抱きしめさせてほしいです>
<うん、すごい>
<わぁ……素敵>
いい反応です。
尾崎さんの表情はどんどん崩れていきます。
幸せが尾崎さんの胸を満たしていました。
尾崎さん、質問がないのに答えていきます。
<キスもしたいです。最初は下唇にそっと触れて、それから上唇にそっと触れて。初めてのキスだからちょっとずつ、小鳥のように啄むキスを丁寧に。それからちゃんと重ねて、でも一瞬で離れて。顔も身体もきっと熱くなるから、私はきっとそこで限界。でも、相手がリードしてくださるなら、私の後頭部を逃げないように抑えてもらって、呼吸がしづらくなるほどの貪るようなキスを>
文字数の限界でした。
そこで途切れてしまって続きを書こうとしたら<ストップストップそこまでにしておいた方がいいよ!w>と草のマークのようなものがついたコメントがきました。
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