僕の未来図

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終わってしまった結果発表 スポットライトは僕の足元にはなくて 僕の左隣の人に拍手喝采送られ 舞台の幕が降りる 小さい頃から夢見てた 空想上の未来図 下手くそなクレヨンで描いて満足してた自画像 褒めてくれたのは母親だけ 悔しくて、苦しくて、終わらせたくなくて 大人になった今も 年老いてく今も まだ夢描けるんだ 止めた方が良いと口を揃えて諭されても 諦めきれることができない 僕の胸にある世界 描きたいんだ、描き続けたいんだ 認めてくれない世界の中で 描き続けるんだ 歩き過ぎていった青春時代 振り返ることしかできなくて 走って戻ることが出来たら良かったのにね 小さい頃から下手くそで ぐちゃぐちゃな汚ない絵 シャーペンからパソコンへ 変わっても変わらない僕の絵 何枚も、何百も、何千描いても意味がなくて ただ時間だけが過ぎていき ただ部屋が紙で埋もれていき 褒めてくれるのはもう誰もいないのに それでもまだ描き続けるの? “止めるのはいつでもできる” そう言ったのは誰だっけ? “自分の味方は自分だけ” だから自分を信じて筆を取る “迷った時は走れば良い” 進めさえすれば辿り着けるから 白い紙に線をひく 描いて、描いて、僕だけの未来図 子供の頃の夢を捨てないで 前向いて、後ろ向いて、 けど絶望しないで、 歩いていけば進めるから 道がなければ描けばいい 認められないなら自分を認めれば良い 小さい頃の夢を忘れずに 僕だけの未来図を持って 僕の本当に欲しかった物を手に入れるんだ
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