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その先をねだる潤んだ瞳に応え、俺はそれをゆっくりと扱き始めた。
「あ、ぁ、……ん……ッ。初音、さぁん……!」
「これでもまだ止まれそうか?」
反応が素直でとても可愛い。もっといじめたくなってしまう。
「ムリ……でしょ、こんな。う、ぁ……ッ!」
上気した頬と夢見るような表情。濡れた扇情的な瞳に俺の手も止まらなくなる。
気がつけば二人息を乱し、服を剥ぎ取り、いきり勃ったモノ同士を擦り合わせながら互いの肌を味わっていた。
「初音……さん。僕、あなたが好きだ……」
酔った俺の頭と心に、その言葉がやけに深く沁みていく。
「早く、僕の気持ちに追いついて……」
胸元から下がっていった七瀬の唇が、漲る俺の肉棒に触れた。
「初音さんの、スゴい……。こんなトコまでカッコいい」
「……ずいぶんせっかちだな」
ちゅぷと音を立てて咥えられると、流石にピクリと尻が浮き立つ。その瞬間、滑らせた七瀬の指が俺の後ろの孔を掠めた。
「んにゃっ!?」
「……にゃ?」
ちゅぽん、と口を離して七瀬が俺を見上げる。
「え。初音さん、もしかして」
ヒクッと喉を鳴らした俺は、まるで隠し事が見つかった子供のよう。
「もしかして、……ソッチ?」
「ふぁあッ!」
今度は確信的に後ろの蕾を擦られて、思わず声を上げてしまった。
「その反応やっぱり。……マジか」
目を丸くしていた七瀬がニヤリと広角をあげ、俺の胸がドキドキと早鐘を打ち始める。
「初音さんって……何もかもサイコー!」
「え? ちょ、待て!」
いきなり七瀬が俺の片膝を抱え上げ、自分の中指をぺろりと舐めた。
「僕ね、実はコッチなの」
(マジで!?)
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