毒猫は地獄で笑う

やっぱり描けない

　炒め過ぎたホウレン草以上にクタクタになった心をどうにか支えていたのは、自作品への愛でした。

　自作品の表紙をどうにか創ってあげたくて、作品に登場するキャラを描こうと強く想っていました。

　自分が書いた作品の中でも特に思い入れの深いキャラ達を何としても具現化させたい。
　日に日に強くなるその気持ちは、強化系寄りの変化系である自分を奮い立たせました。

　一枚目のイラストのダメージもそのままに、二枚目の制作に取り掛かります。
　そして苦労の末に完成したのが此方。

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　少しはマシになった……？
　確か四時間位だったと思います。
　顔色は良くなりましたが、何故か服を描かない自分。
　──いや、描けなかったのだと思います。