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「うぅん。なんでもないよ。」
できるだけ明るく振舞おうとしたけれど、
人間、すぐに変われるものなら全員が別人だ。
そんなこと、私にはできない。
「そっか〜。今日は放課後空いてる??
みんなでショッピングモール行こうよ。」
え?平日に??明日も学校あるのに…
私は無理かな。
まぁ、正直に言えればとっくにこのグループに居ない。
「いいじゃーん!!新作のネイルも出たみたいだし行きたかったんだよね〜♡」
あぁ、賛成の声が増えていく。
こんな中で否定的な声を出したら…
結果はもうわかっていることだ。
「いっ、いいね。私も、行きたいかも…」
「だよね〜!!じゃあ、駅前5時集合ね!」
まだ朝なのに、夕方の予定を決めるなんて、
私にはできたいな〜。
そのうちに、HRも終わりあっという間にお昼の時間。もちろん授業中も気が休まることは無かった。
毎分回されてくるノートの切れ端で作った手紙。内容は大したことじゃない。
休み時間に話せばいいのに…
あっ、休み時間は別の話か…
授業の内容が頭に入ってこない。
正直邪魔だな。
「どこか遠くへ行ってしまいたい。」
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