鈴と始まり。

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その後も色々とありながら夕食が終わり、今は部屋に戻って明日の準備をしている。 30分位で準備は終わり片付けをしていると机にぶつかってしまい、机の上にあったものが落ちてきた。 『イテテ···、ん?』 そこにはどこか目を惹く金色の鈴が転がっていた。 『これ、この間の···』 それは夏休みの前日に黒猫がいた場所に落ちていたものだった。 持って帰る気は無かったが何故か気になってしまい、つい持ってきてしまっていたのだ。 どうしようかと悩んでいたら引き出しに丁度飴が1つ入る位の大きさの巾着袋があったのを思い出した。 家庭科の時間が余って作ったそれに鈴を入れて机の上に置き、片付けを再開した。
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