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二十四時間明かりの消えない初療室(ER)
隼也さんが働く場所。
「患者は?」
「六十三才、男性・・・ゲードボールのプレイ中に突然、胸を抑えて意識を失いました…」
私が処置室の入り口で隼也さん達を見守った。
診察台に乗せられた男性の衣類を一人がハサミで切り、一人がホルター心電計の機械のパッチを胸に取り付けていく。
救命救急医に求められるスキルは迅速な対応と冷静な判断力。
瞬時に患者がどのような状態かを見極め、正確な対応が要求される。
「瑞希お前も見てないで…手伝え!!」
「でも・・・私は…」
「いいから…」
隼也さんに呼ばれ、私は採血を頼まれた。
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