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食事後、隼也さんは私と共に小児病棟のナースステーションに足を運んだ。
隼也さんの姿の皆が騒然とした。
「院内には俺と一ノ瀬さんの婚約の噂が流れてるかと思いますが…それは事実です。結婚の際には色々とご迷惑お掛けすると思いますが…その時は温かい目でお願いします…」
――――隼也さん・・・!?
「で・・・少し俺の未来の妻をお借りしたいのですが…よろしいですか?乾看護師長」
「え、あ・・・隼也先生のお願いなら…喜んで…一ノ瀬さん…隼也先生のお手伝いをしてあげなさい…」
「あ・・・はい」
――――未来の妻とか…変なコト言わないで欲しい…
でも、鼓動は素直に嬉しくてドキドキしていた。
「ほら、行くぞ…一ノ瀬」
「あ、はい・・・では…乾看護師長…少しだけ…救命救急に行って参ります」
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