プロローグ

5/9
前へ
/283ページ
次へ
上唇を甘噛みされ、強引に舌を口内に押し込まれ、歯列を舌先でねっとりと舐められ、舌を絡められる。 「ん、あ・・・」 彼は巧みにキスの濃度を変えて私の口内を甘く侵していく。 「あ…」 継ぎ間に漏れる甘ったるい声。 まるで発情した雌猫のような自分の声に羞恥する。 彼はキスを落としながら制服のファスナーを器用に下ろしていった。 「ダメ…」 制服の下はブラジャーだけしか身に着けてなかった。 「意外と瑞希…胸あるな…」 彼は卑猥に吐き捨て、ファスナーを下まで下ろして、脱がしにかかった。 「隼也さん…止めて…」 「彩芽の代わりになるのは嘘なのか?瑞希」 隼也さんくぐもった声で右の耳元で囁き、耳孔を舌先で舐めた。 腰許から迫り上がる甘い痺れ。 「嘘はダメだぞ・・・瑞希」 彼は鎖骨の形に添い、形の良い唇を這わせ、ブラジャーの肩紐を落としていく。 プルンとブラのカップから現れる二つの白い双乳。 「瑞希の此処…もう尖ってるぞ・・・」 彼の指先が胸の頂に尖る紅い敏感な実を抓った。 「あぁ…ダメ…」 彼は貪るように胸の右の頂をぱくりと口に咥えた。 「んんっ…あぁ」 初めて味わう感覚に全身が総毛立ち、自分の足では立って居られなくなり、彼の白衣を強く掴んだ。
/283ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5702人が本棚に入れています
本棚に追加