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8日目
『いいな〜、恋人。一度でもいいから誰かと付き合ってみたかったな』
「……誰か好きだったやつ、いたの?」
ずっと気になっていたことをやっと聞けた。しかし『う〜ん、いなかった』と事実を知ってしまい、落ち込むと同時にまあそうだよなと納得してしまった。
もちろん、三上さんは僕が好きだったことは知らない。
『キス、したことある?』
飲んでいたお茶でむせてしまう。
「……いや」
『嘘だー、千夏ちゃんがいるのに!」
千夏と付き合って1ヶ月半。未だに手を繋ぐまでしか進展していなかった。
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