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僕はなんとなく三上さんの席に座っていた。本来の自席はその斜め後ろだが、自由席と書かれた黒板を見て自然と足が止まった。
すでに席替えで違う奴の席なのだが、僕にとっては三上さんの席だ。
消極的な性格だから、一度も三上さんとは話したことはない。
でも話したかった。何度家で話しかける練習したか。
意を決して話そうと迎えた月曜日。三上さんはいなくなった。
あの日からずっと僕の時間が止まっているように感じていた。
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