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2日目
「今どこにいるの?」
『さあ』
「てか、なんで窓の中に?」
『さあ』
「どんな感じなの?」
『質問が多いね』
三上さんが笑うたびに窓が震える。カタカタと風が激突している時のような音に似ていた。はたから見れば怪奇現象だ。
「窓に三上さんがいる」と言っても、みんな信じなかった。「ほら、ここ!」と指をさしても首をひねるだけ。それを見た三上さんの口角は少しだけ上がっていた。どんな感情なのかはわからない。
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