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約束当日、僕がファミレスで待っていると、その男が現れた。
彼の名前は金子鬼八郎(仮名)、30代。
さっそく、その男から、お金の稼ぎ方の説明があった。内容はこうだ。
僕の名義で消費者金融からお金を借り、半分が僕のバイト代、残りの半分はその男に渡すというものだった。
当然返済はその男が行い、借用書も書くというのだった。
更に男は免許証のコピーも渡すと言ってきた
もう一度言うが、当時の僕には、『誰かを疑って生きる』という経験がなかった。
その男が返済してくれるならと思い、僕は承諾した。
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