学園祭
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「スタジオ空いてるのか?」 「どうせ客はいないから好きに使え」 マイクなどの小さな機材の入った籠を雄也に渡して宗司は言った。 「ねぇ、俺も入れてよ」 潤が籠をひったくって言う。 「使え、使え。社交性を雄也に叩きこんじまえ」 「……ちっ」 忌々しく舌打ちをして雄也は小さなスタジオに入った。
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