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「――クソ」
「――最悪」
雄也と潤の口から罵倒が飛んだ。
「すまん……」
二人の前でうなだれる宗司。
「後片付け頑張れ、もう帰る」
雄也が言ってギターをケースに収めてスタジオを出ていく。
「ちょ、少しは――」
「お前がかたせ。このガラクタを」
雄也はスタジオの床に散らばるアンプの部品を指差した。
これは宗司が調子にのってアンプをいじくりまわして音が出なくなり、勝手にキレた宗司が思いきり叩きぶっ壊れたその残骸だ。
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