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「もうかよ……」
眠そうな目で雄也は立ち上がった。
「亮が来たら最終確認ね」
潤は言ってサングラスを額の上にやった。いわゆるオシャレだ。
それを見た太郎が冷静に潤を見る。
整った綺麗な顔立ちに、無邪気な笑顔と似合う金髪。服は派手な感じだけど浮かずに着こなしている。
(潤先輩も充分かっこいい人だ……)
そんで自分がああいう格好をしたらどうなるか考える。
(――似合わないかも……)
ため息をついて太郎はヘッドホンを使ってベースのチューニングをする。
「ただいまー」
亮が控室に戻って来た。
「あ、亮。ちょっと確認したい事あるからいい?」
潤が声をかけて4人は集まった。
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