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「先輩、間違ったらすみません……」
太郎が雄也に言った。ベースをアンプに繋いで準備は出来ている。
「謝るくらいならミスるな」
雄也がギターの準備を終えてスタンドのマイクを微調整しながら言う。
「太郎……ミスしなかったらあのコが惚れるかもょ」
亮がスネアドラムを調整して言う。
「!」
亮の冗談に太朗は反応して気合いが入った。
そんな様子を見て潤は微笑んだ。
「じゃ皆、円陣組まない?」
にこやかに潤が言う。
何も言わないが皆が潤の所へ集まった。
「じゃあ手短に一言、楽しもう!」
「「「おぉ!」」」
叫び、それぞれが位置につくと幕が上がった――。
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