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「さぁ、覚悟してよ~……。兄ちゃんは邪魔だからどいててよ!」
言われ雄也はため息混じりに頷く。
「罰として、くすぐりの刑!」
善が冬樹を捕まえてくすぐった。
声も出ない程、悶え笑い苦しむ冬樹。
「これに懲りたらもうしない事!」
「うん……」
「返事は、はい!」
「はい……」
善が出て行った。
しばらくして冬樹が解放される頃には雄也はギターを持っていた。
「お疲れ……ガキんちょ」
「うん……」
冬樹はソファに座った。
と、雄也の携帯が鳴る。
「もしもし……」
『雄也か!?ちっと今から行ってもえぇか?』
「何で?」
『ちっと、相談があるんじゃ』
「相談?」
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