クラスメイトは給食の味

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私の学校では、毎日各クラス一人代表が選ばれる。選ばれた人はもれなく死ぬ。死因は気まぐれだが、大体が即死だ。首が落ちたり、体が破裂したり。 代表は多数決で決められる。一人一人に紙が配られ、クラスの誰かの名前を書き、一番多くの投票を集めた人がその日の栄えある代表だ。 ある日、学級委員の女の子が多数決前に突然手と声を挙げた。 「皆、自分の名前を書こう。そうすれば誰も死なずに済む!」 皆、なるほどと思った。確かに道理かもしれない。各々が頷き、ペンを走らせた。 その日の代表には、学級委員の女の子が選ばれた。教室から連れていかれる時、泣きながら何事か叫んでいた。裏切り者、嘘つき、その他諸々。涙声だったので何を言っているかよく分からなかった。 始業ベルの向こうで、あの女の子のものらしい絶叫が聞こえた。今日の給食は唐揚げ。目玉焼きも着いてくるらしい。 明日は誰が選ばれるだろう。今から楽しみで仕方ない。
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