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Destiny
「衝突事故に遭ったようなもの」
幼馴染の親友は運命の出逢いを、そう表した。
人はどこかに運命で結ばれた相手が居る。
その相手にいつ、どこで逢うかはわからない。
『運命』とは、
意志にかかわらず、身に降り掛かる吉凶禍福。めぐり合わせ。
人と人が出逢って、何かを感じ、心に高温の青い炎が上がったのなら…。
それを『運命』というのかもしれない。
生きることに迷って立ちすくむ日も、
夢を追いかけて走った日も、
つまづいて転んで傷を負った日も、
ただ、何気なく歩む日も、
仕合せを分かち合い、伴に歩んで行ける相手を
『運命の番』
と、人は呼ぶのであろう…。
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