132人が本棚に入れています
本棚に追加
おまけの話6デス
兄のジャスターは多分、人と接することなく今まで来たので、人になれさえすれば、同じくらいの年の人とも難なく行動することができると思う、ただ弟のアスターは、たぶん知恵遅れなんだと思う、それでも私のやることに目を輝かせ興味深く見るし、ちょっと遅い動きは、わかってあげれば十分仕事もできるんだと思う。
二十歳のお兄ちゃんたちですが、この先はお母さんの後を継いでくれることでしょう。
そういえば、あっちの世界はそんな人たちは線引きしていたな、クズ扱いして養護施設の人を殺したのなんて、お前は神様か、人間以下の生物になりさらしたのに、彼は生きて居られるはずがないのだ、ゆがんだ思想は正しい事の以上だと、周りも見て見ぬ振りで、犯人とも一線を引いてしまったつけだと思ってしまった。
親の顔が見てみたいというが、私は子供がいなくてよかったと思う、いたら今頃どんな子になっていたか、ぞっとしてしまった。
夫を怒鳴ってばかりの妻、子供にも親にも関心のない夫。
たぶん育てるのは無理だったんだろうなと思ってしまう。
愛情は注げるだろう。
でも子供はそれを見てどう思うか?
たぶん、子供も何かに線引きをして、自分の殻に閉じこもる、たぶん父親のように楽な道を選んでしまうのだ。
あんな大人にはなりたくないという大人になってしまった。
また一からやり直せる今に感謝して、前の私は繰り返さない。
自分といういいお手本があったんだもの、もう、二度と繰り返さない。
そうしなきゃ。
この世界に転生させてくれた神様に悪いし、たぶん次はないだろうから…。
最初のコメントを投稿しよう!