おまけの話6デス

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おまけの話6デス

 兄のジャスターは多分、人と接することなく今まで来たので、人になれさえすれば、同じくらいの年の人とも難なく行動することができると思う、ただ弟のアスターは、たぶん知恵遅れなんだと思う、それでも私のやることに目を輝かせ興味深く見るし、ちょっと遅い動きは、わかってあげれば十分仕事もできるんだと思う。 二十歳のお兄ちゃんたちですが、この先はお母さんの後を継いでくれることでしょう。  そういえば、あっちの世界はそんな人たちは線引きしていたな、クズ扱いして養護施設の人を殺したのなんて、お前は神様か、人間以下の生物になりさらしたのに、彼は生きて居られるはずがないのだ、ゆがんだ思想は正しい事の以上だと、周りも見て見ぬ振りで、犯人とも一線を引いてしまったつけだと思ってしまった。  親の顔が見てみたいというが、私は子供がいなくてよかったと思う、いたら今頃どんな子になっていたか、ぞっとしてしまった。 夫を怒鳴ってばかりの妻、子供にも親にも関心のない夫。 たぶん育てるのは無理だったんだろうなと思ってしまう。  愛情は注げるだろう。 でも子供はそれを見てどう思うか? たぶん、子供も何かに線引きをして、自分の殻に閉じこもる、たぶん父親のように楽な道を選んでしまうのだ。  あんな大人にはなりたくないという大人になってしまった。 また一からやり直せる今に感謝して、前の私は繰り返さない。 自分といういいお手本があったんだもの、もう、二度と繰り返さない。 そうしなきゃ。 この世界に転生させてくれた神様に悪いし、たぶん次はないだろうから…。
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