第四話

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「あ、そうだ。一緒に飲みにでも行く?」  そう和哉が私に言う。二人はいつも今日の反省会として飲みにいくのが決まりらしい。 「反省会なんて、私邪魔じゃない?」 「大丈夫だって! 反省会って言っても名ばかりの飲み会だから!」  和哉の言葉に甘えて私は二人についていくことにした。そのまま居酒屋へ向かう。 「今更の確認なんだけど星花ってお酒飲める年齢だよね?」 「飲める年齢だけど弱くて飲めない」 「え? 飲める年齢なんだ!」  慎二さんが私を見てびっくりしている。童顔だからたまに未成年に見られることもあるが、一応私は成人している。 「慎二、さすがにそれはないだろ」  和哉が慎二さんに呆れたように言う。 「いや、だってめちゃくちゃ若く見えるし!」 「もしも未成年だったら俺捕まるぞ」  和哉の言葉を聞いて確かになと思ってしまった。  結局二人はビールを頼み、私はオレンジジュースを頼んだ。 「今日もお疲れ様でーす!カンパーイ!」  慎二さんが音頭をとり、乾杯をする。 「まじで路上ライブの終わりのこの一杯が堪らないんだよな!」 「そうだよな!」  二人は本当に美味しそうにビールを飲む。その姿を見ているだけで、こっちも気分が良くなるくらいだった。
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