8−2 遭逢

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 なんで、そんな事をしたのか訊いたら、少しでも早くわたしが寝られるためにだって。あのLIMEのGoodnightは、如月が実施した呪いが発動したから、わたしにもう寝ていいよという純粋な意味だったらしい。疑った自分が恥ずかしい。わたしは、こんなにも如月に愛されているのに。もう二度と疑わないから。  あ、そういえば、 「ねえ、わたしの呪いの反動を解放するために如月が呪いをしたんだから、今度は如月に呪いの反動が行っちゃうよね」 「それはもう大丈夫なんだ」  どういうことだろう。  だって、如月が呪いを告知したって言ったよね。もしかして、如月ってすでに、 「悪魔と賭けをしたんだ」 「賭け?」 「うん、この前、悪魔と会った時に賭けを持ちかけたんだ。真呪教の教祖、結城ラロに呪いを失敗させたら、僕への呪いの反動を無くしてくれってね」 「それって、わたしが席を外した時の話?」 「そうだよ。呪いをを確認した時についでにね」  やっぱりスゴいな如月は。わたしの運命の人はもはや無敵なのね。わたしも早く悪魔と契約をして、如月の力になれるようにならなくちゃ。もうラロお祖父ちゃんはいないし、わたし達の時代だ。ラロお祖父ちゃん、いろいろとありがと。十分、役に立ってくれたよ。
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