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episode 3
朝から、身体が怠かった。このぐうたら生活で体力が落ちてるからなのか。ぐうたらとはいえセックスはしてんだから、全く運動をしてないわけじゃないのだが。そういう問題ではないんだろう。
今日は、ルカ、来なければいいな。相手すんの、疲れるし。やりたくないって俺が言ったところで聞き入れてくれる気もしない。あいつなら、俺が熱で寝込んでいたとしても尻だけ貸せと問答無用で突っ込みそうだ。容易に想像ができてゾッとする。風邪の引き始めならさっさと休んで治さないと。定時にやってきた飯をさっさとかき込んでベッドに入った。
この間、結局朝までなにもせずに寝て帰っていったルカは、日を置かずにやってきてしっかりとスッキリさせて帰っていった。あいつにとって、つくづく俺という存在は、オナホぐらいのもんなんだろう。冷酷人間め。
俺はというと、ルカの事を少しだけ知ったことでちょっとした親近感というか、親しみを感じてしまったというのに。まぁ、王子っていう立場には少しビビったけど。別に態度を変えなくても平気そうだし。なんでも言い返せる相手って、意外と貴重だ。
セックスが無駄にうまいってのが、難点だが。
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