【 プロローグ 】

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【 プロローグ 】

 私は、お兄ちゃんに恋をしてしまった。  でも、お兄ちゃんはそんな私の気持ちに気付かないまま、東京の大学へ進学して行った。  私はお兄ちゃんがいなくなってから、毎日夜、ひとりで泣いていたんだよ。  小さい頃から一緒だったお兄ちゃんがいなくなって、私は初めてお兄ちゃんに対する思いに気付いたんだ。  そう、お兄ちゃんが『大好き』だっていうことに……。  そして、この中学2年生の夏、私とお兄ちゃんの1ヶ月限定の初恋ストーリーが始まったんだ。
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