さよならだ

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大男がブツブツ言っている間に、母の後ろに隠れていた俺はあっさり捕まった。 「では、これから紋章を確かめる」 大男はそういうと、俺の腕に石を近づけた。 ピリピリと電撃が走るような感じがしたあと、 石はキラキラと輝き出した。 大男は、ニヤリと笑いながら言った。 「勇者の紋が浮かんだことをひた隠しにし、挙句の果てに引越ししようとするなんて、立派な帝国に対する反逆罪だな。打首にしろ!!」 俺の両親は、俺の目の前で殺された しかも、その後、さらし首になった。
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